グループディスカッション

世代による価値観の違いについて|第24回グルディス練習会報告

ねこさんグルディス練習会

6月18日(金)に第24回グループディスカッション練習会を開催しました。参加してくださったみなさん、ありがとうございました。

世代による意識の違い

さて、みなさん。少し長文になりますが、厚労省による次の文章をぜひ読んでみてください。

1960年代後半生まれの世代

高度経済成長期に生まれ、幼少期に高度経済成長が終焉し、安定成長期に小学校、中学校、高校時代を過ごし、バブル期に成人している。育ってきた過程がおおむね好況期であり、日本の国際的地位が高まった時代の記憶を有する世代である。

1970年代前半生まれの世代

安定成長期に幼少期、小学校、中学校時代を過ごし、青年期にバブルを経験し、バブル崩壊後に成人した。青年期まではおおむね好況期の中で育ってきたが、入職期には就職氷河期となった。いわゆる「団塊ジュニア」世代である。

1970年代後半生まれの世代

安定成長期に幼少期、小学校時代を過ごし、中学生のときにバブル期を迎えた。青年期にバブル崩壊を迎え、成人している。バブル期の記憶を有するが、入職期は就職氷河期となった。いわゆる「ポスト団塊ジュニア」世代である。

1980年代前半生まれの世代

バブル期には幼少期であり、バブル崩壊後の不況期に小学校に入学するなど、長期停滞の中で学童期、青年期を過ごした。また、2002年以降の景気回復期に成人している。バブル期の記憶はほとんどなく、情報化社会が進展する中で育った世代である。

1980年代後半生まれの世代

バブル崩壊後の不況期に幼少期、小学校、中学校時代を過ごし、2002年以降の景気回復期に青年期を過ごし、2007年以降の景気後退期に成人している。好況期をほとんど知らない世代であり、情報化社会の中で育った。ゆとり教育を受けた世代でもある。

このように、各世代ごとに体験した時代状況をみると、生まれによっておおむねバブル経済の記憶のある世代(1970年代までの生まれ)とない世代(1980年代以降生まれ)に分かれ、また、学校を卒業して入職した時期が景気回復期であったか、後退期であったかという違いもある。各世代が体験した時代状況は大きく異なっており、こうしたことが、その後の働き方や就業意識にも大きな影響を与えている可能性がある。

necosunのグルディス練習会に参加してくださっているみなさんは、上記よりも後の年代、2000年生まれの方が多いかもしれませんね。これから働くことを考えると、今までのように同年代の友人とは違って、別の世代の人と一緒に仕事をしたり、コミュニケーションをとったりすることもあるでしょう。

その際に、こういった社会背景を知っておくと、考え方の違いにも納得できるのではないかと思い抜粋してみました。

ねこさんグルディス

文章は厚労省(以下に表示)で公表されたものからの抜粋になりますので、興味がある方は、原文を読んでみてください。

※上記黄色枠:厚労省HPより一部抜粋しました。https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/11/dl/02-3.pdf

まとめ

みなさんの親世代は、日本が経済的に安定した時代に幼少期、青年期を過ごした方が多いかもしれません。

そのため、消費に関しては意欲的な面もみられることもあり、それが反面教師になるということもあるようです(笑)。

また、親が働き方を自分の若い頃のイメージのまま持ち続けていると、『がんばること、自分鼓舞して働くこと』に、価値づけをしてしまうことも無きにしも非ず・・・。

親と話していると、ピンとこないという方もいるかもしれませんが、仕事において主体性や責任感を特に尊重してきた時代背景が影響してきたとも考えらえますね。それが今の時代にマッチしているというかどうかは別として・・です。

みなさんのこれからに少しお役に立てたらうれしいです。

-グループディスカッション