ワンピース 空島

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ワンピース空島編つまらないわけがない話

ワンピース 空島

今回はワンピースの「空島編」について魅力をお伝えしていきたいと思います。

実はワンピースの中で「空島編」はあまり人気な話ではないようで、「空島編でワンピースを見るのをやめた」という人がちらほらいるそうです。

しかし、ワンピースのファン(ガチ勢)からすると「空島編はワンピースの中でもトップクラスに面白い」です。

そんな「空島編」の面白さを際立てているポイントを紹介していきたいと思います。

 

ワンピースにおける空島とは

そもそも「空島」とは何なのかについて軽く触れておきます。

空島とは呼んで字のごとく「空にある島」のことです。
雲の上の「白々海」というところに島が浮かんでいて、人が住んでいるのです。

空の住民からすると「青海(普通の海)」に住んでいる人がアブノーマルなので、「青海」にいる人や、「青海」の物質を非常に珍しがります。

 

空島編はストーリー構成が秀逸

ワンピース 空島 ストーリー

空島編はワンピースの中でも、ストーリー構成が異常にうまいように思います。

空島編は「うそつきノーランド」という1つの絵本の話から始まります。
絵本の内容は「主人公がうそつきの罪で処刑される」というものです。
その絵本は400年前の話であり、大昔の話です。

ある日、ルフィたちは絵本の主人公の子孫と出会います。
子孫は「先祖がうそつきの笑い者にされている」ことで苦しんできました

そして、その先祖、ひいては絵本の主人公の思いを胸に、ルフィたちは空島を目指すことになります。

主人公は本当にうそつきだったのか、なぜ絵本の主人公は「うそつき」と呼ばれたのか、そういった謎が徐々に解けていきます。

そして、その絵本の裏側に隠された「主人公のアツい話」が明らかになります。

ルフィが結果的に、様々な人の思いを背負いながら空島を冒険するストーリー構成となっていて感動します。

 

空島編の過去編はアツい

ワンピース 空島 絵本

上述しましたが、空島編のカギは「うそつきノーランド」という絵本です。
この絵本は400年前の実話もとに作られたものであり、その当時の話が「過去編」で展開されます。

この「過去編」はワンピースの中では非常に珍しく、ルフィやルフィの仲間たちが一切登場しない話となっています。
他にルフィたちが登場しない過去編というと、ワノ国編の「光月おでん」の過去編くらいだと思います。

ただ、この「過去編」がめちゃくちゃ深くて面白いです。

ノーランドとその親友の友情、ノーランドの無念、宗教と科学の対立、
などなど見どころが盛りだくさんです。

特に、民族の宗教的考え方(アニミズム的)とノーランドの科学的考え方がぶつかるシーンは秀逸で引き込まれます。
宗教、慣習、ならわし、などは非常にその民族にとって大切なものであり、その分繊細な部分でもあります。

それを乗り越えたうえでの2人の男の友情、それがこの過去編での見どころとなっています。

 

空島は夢・ロマンの話

ワンピース 空島 ロマン

これは実際に空島に行く前の話なのですが、そこでもアツいシーンが存在します。

そもそも空島というものは、ワンピースの世界でも「おとぎ話」「幻想」と捉えている人がほとんどでした。

しかし、ルフィたちは「空島はある」と信じ続けていました

そんな時、ルフィたちは酒屋で「超現実主義者」のベラミーという海賊と出会います。
ルフィたちはベラミーたちに「空島にはどうやっていくのか」と質問をしてしまいます。

もちろんベラミーたちは大笑いして、ルフィたちのことを馬鹿にします。
「そんなものあるわけない」「海賊の恥さらし」など中々ひどくののしられます。
そして、ベラミーたちはルフィたちに暴力をふるいます。

普通ならやり返して戦う展開のところでしたが、ルフィはやり返しませんでした。

「このケンカは死んでも買うな」と相棒のゾロに言い、二人ともボロボロにやられてしまいます。
この時、ルフィはベラミーたちのことを「戦う価値のない敵」と認定したわけです。

夢を求めていることへのアンチテーゼをもっていて、夢をもつ人を笑う人は眼中にないということですね。

空島に行くまでには、「夢をもつことに冷めないで欲しい」という少年漫画らしいメッセージが込められている描写が非常に多いです。

 

空島編の戦いの複雑さこそ面白い

ワンピース 空島 つまらない

空島編は「なぜ戦っているのか」「ルフィたちの敵は誰なのか」という部分が見えにくいです。

他のワンピースの話では、明らかな悪役とその仲間がいて、そいつらと戦っていきます。
大体、ルフィサイド vs 敵サイドという2つの勢力で戦うので全体像がつかみやすいです。

しかし、空島編は勢力が3つ存在します。
いわゆる、三つ巴の戦いです。

ゾロはAグループと戦っているのみ、サンジはBグループと戦っている、というようにごちゃごちゃしてくる可能性はあります。

しかし、ルフィたちの目的は「黄金の鐘を鳴らすこと」だけ、ルフィたちの敵は「エネル(敵キャラの名前)」だけといっても過言ではないくらいシンプルです。

ちなみに、「黄金の鐘を鳴らす」のは「うそつきノーランド」の主人公ノーランドの子孫のためです。
つまりは、友達のためです。

そして、ルフィたち以外の2つの勢力が戦っている理由は、実は「領土争い」です。
空島にある「大地」という希少資源を巡って、先住民と国が戦っているのです。
(大地は空にはないので希少資源です。)

端的に言うと、ルフィたちが他の2つの勢力の争いに巻き込まれ、三つ巴の戦いとなっている、というイメージです。

先住民と国の領土争いは、先述した「過去編」からつながっているものです。

この戦いの複雑さはワンピースには珍しく、丁寧に読むととても面白い部分となっています。

 

まとめ

今回は「空島編」の魅力について書いてきました。

「空島編」は「ルフィたちと一見関りのない過去編」があったり、「戦いの勢力図が複雑」であったりするため、少し敷居が高く感じてしまう人もいるかもしれません。

しかし、時間がある時にでも丁寧に読んでみてください。
それらが逆に「めちゃめちゃ面白く」感じてくると思います。

ワンピース大好きな筆者は、そう思っています。

空島編、とても面白いです。

それでは。

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