ワンピースの世界における歴史
こんにちは。
「One piece」は、だれもが知る超有名漫画ですね。
漫画史上最も売れた漫画であり、2021年の最初のジャンプで1000話を迎える大作でもあります。
実はOne pieceは少年漫画でありながら、とても深いテーマを扱っている話が多々存在します。
今回はその中の一部を紹介しますので、ぜひワンピースの深読みに興味をもっていただけたらと思っています。
隠された歴史
実はワンピースの世界には「空白の100年」という、「誰も知ることのない隠された歴史」が存在します。
この空白の100年は、現代から800年前に当たります。
その100年間に起きた出来事は「ポーネグリフ」という「絶対に壊れない石」に刻まれ、その石は現代の世界に散りばめられています。
ただし、その文字は古代文字であり、現代の一般の人は読むことができません。
さきほど「誰も知ることはない隠された歴史」と言いましたが、正確には「世界政府の上層部を除いて」という言葉が入ります。
世界政府の上層部は「空白の100年」について知っています。
また、世界政府はその文字を解読することを禁止しています。
浮かび上がる疑問点
さて、ここまでの話を聞いた方には、いくつかの疑問点が生まれてくると思います。
➀「誰がポーネグリフに歴史を刻んだのか」
②「なぜ絶対に壊れない頑丈な石に刻む必要があったのか」
③「世界政府の上層部はなぜ空白の100年について知っているのか」
④「なぜ世界政府はポーネグリフの古代文字を解読することを禁止しているのか」
それぞれについて回答していきます。
➀について
誰かはまだ正確にはわかっていません。
ただ、「空白の100年に起きた出来事により滅びた人々」ということだけわかっています。
②について
当然ですが「滅びた人々」には敵がいたからです。
紙などに記したとしても、敵に消滅させられてしまうからです。
だから、絶対に壊れない石に刻むしかなかったのです。
③について
実は世界政府は、空白の100年が起きた800年前に設立されています。
つまり、ポーネグリフに文字を刻み「滅びた人々」が滅びるとともに、世界政府は誕生していることになります。
世界政府は空白の100年の当事者のため、上層部では内容が受け継がれているのです。
④について
空白の100年の内容が、世界政府にとって不都合なものだからです。
その歴史を知られると、世界政府にとっては非常にまずいのです。
まとめると、800年前の空白の100年に起きた出来事は「世界政府にとって不都合なもの」であり、それを人々に知られないために歴史を隠蔽しているのです。
現実の歴史でも
このように政府が歴史を隠蔽して、自分たちの都合の良い解釈を人々に伝承していくことは現実の世界でも多く起こっていたことだと思います。
歴史は国にとって、非常に繊細で複雑で重要なテーマのため、このようないわゆる操作が入る現象は発生し得ます。
このようなことを知っていると、歴史を広い観点からとらえることができ、深い洞察ができるようになることでしょう。
まとめ
今回はワンピースの世界の歴史に関して掘り下げて、詳細を記述してきました。
ちなみにルフィはこのような歴史的な背景はさっぱりわかっていないし、興味もありません。
純粋にワンピースという「宝」を見つけるために冒険をしています。
しかし、実はその「ワンピースを探す冒険」が「空白の100年」の歴史を解き明かすことに繋がっているのです。
少年漫画とは思えない内容を、ストーリーの主軸にもってきていることがすごいと思います。