今回は、漫画のセリフの中から「努力」に関する名言をピックアップしていきます。
筆者が「努力」に関して、「なるほど」と考え方が少し変わったセリフを3つ紹介します。
どれも現実世界でも当てはまるような意味のあるセリフです。
ぜひ、一読していただければ幸いです。
NARUTO|マハト・ガイ
お前は努力の天才だ
誰もが知る有名漫画NARUTOからの選出です。
このセリフは「超熱血の先生」であるガイ先生が弟子のロック・リーにかけた言葉です。
実はロック・リーは、忍者なのに忍術が使えません。
この点は、忍術が下手で馬鹿にされていたナルトよりもひどい気がします(笑)
しかし、ロック・リーはそれでも忍者になることを諦めませんでした。
忍術は諦め、「体術」のみを究めることに決心し、血のにじむような努力をしてきました。
そして、忍術学校の同期でもトップクラスに強い存在にまで成長しました。
生まれ持った才能というものは存在すると思います。
自分はこんなに頑張っているのに、なぜあいつのようにいかないのか、、、
などと自分が情けなくなってしまうこともあるでしょう。
しかし、「努力ができること」も1つの才能です。
頑張っている人は、その才能に目を向けて、自分をほめてあげることも大切だと思います。
3月のライオン|山崎順慶
信じて
「他のどのライバルよりも
1時間長く毎日努力を続ければ
ある程度迄の夢はかなりの確率で」
叶う
「信じれば夢は叶う」というキャッチフレーズを省略せずに述べるとこうなる、という言葉です。
これは、主人公の桐山零の対戦相手であった山崎五段のセリフです。
3月のライオンは将棋を大々的に扱っていて、様々な棋士の方が登場してきます。
山崎五段はその中の1人であり、この物語の主要人物というわけではありません。
将棋の世界は非常に厳しい実力社会であり、どうやら毎日の鍛錬が欠かせないらしいです。
そして、少しでも練習の手を抜いたら結果に表れてしまう、そんな世界のようです。
「信じれば夢は叶う」ということは間違いではないですよね。
そもそも信じて努力をしなければ、夢がかなう確率は0です。
なので、「努力」は「成功」への必要条件ということになります。
しかし、やはり「努力」は「成功」への十分条件にはならないですよね。
ライバルはみんなすごい量の努力をしていて、日々力をつけています。
そこから抜きんでるには、それ以上の努力を継続的に行わなければいけないことになります。
努力のリアルな側面を、忠実に表している言葉だと思いました。
ワールドトリガー|木虎藍
方向の違う努力に時間を費やすって言うなら
それは単なる現実逃避よ
ワールドトリガーの木虎藍が主人公の三雲修にかけた言葉です。
木虎は若くして組織の「A級隊員」というものに選ばれている、この世界の超エリートです。
それとは対照的に三雲修は才能がない平凡な男です。
三雲は当時、自分の弱さを認め、強くなる方法を色々な人に聞いて回っていました。
これだけでも、まあまあえらいですが、木虎は三雲に厳しい言葉をかけました。
木虎からすると、三雲の努力の仕方には問題点が2つあったようです。
1目標が高すぎる
三雲がそのとき掲げていた目標は高すぎて、身の丈に合っていませんでした。
高い目標を掲げることは非常に大切なことだと思います。
しかし、目標には段階というものがあると思います。
「今行っている努力は、直近のこの目標を達成するためだ」
「そして、それがゆくゆくはあの目標の達成につながる」
このような考え方なら問題はないと思います。
ただ、口先だけで高い目標を掲げて、直近の目標をぼかしてしまうのは、木虎の言う通り単なる現実逃避になってしまいます。
2努力の方向が違う
三雲はある「戦闘方法」を伸ばそうと考えていました。
しかし、それは木虎からすると「最適ではなかった」ようです。
簡単に言うと、三雲は「個人」の力が強くなる「戦闘方法」を伸ばそうとしていました。
木虎は「チーム」の力が強くなる「戦闘方法」を伸ばすことを進めました。
その方が「チーム」のため、三雲のために最適だと考えていたのです。
努力することはとても良いことです。
ただ、何も考えずにひたすら努力するだけでは中々成長できないと思います。
しっかりと分析をしたうえで、「努力の方法」を定めて行う努力が一番有意義であるということがわかってきますね。
まとめ
「努力」に関しての漫画の名言を紹介してきました。
・「努力できること」それ自体が才能である
・努力を、ライバルよりも多く継続的に行うと、夢が叶う可能性があがる
・現実的な目標に向けて、最適な方向の努力をするべき
これらがまとめとなります。
厳しいようなセリフがありましたが、やはりどんな形であれ、努力をすることは素晴らしいことです。
楽しく努力をすることができると非常に素敵ですよね。
それでは。