1月4日にワンピースが1000話に達しましたね。
ストーリー漫画で1000話も描いて、さらにずっと人気があるってとてもすごいことですよね。
ワンピースは「少年漫画」であり「王道のバトル漫画」です。
キャラクター同士の戦いは見ていてとても面白いです。
ただ筆者は、「ワンピースはただのバトル漫画ではない」ということを皆さんにお伝えしたいです。
ワンピースには「大人にとっても学ぶべきこと」が多く載っていて、深い内容となっています。
今回は「なぜワンピースは深いのか」について書いていこうと思います。
ワンピースは社会問題を扱っている
まずは、「社会問題」のメタファーが多く取り上げられている点に特徴があります。
ワンピースは1巻から現在の96巻まで「~編」というように、物語が区切られています。
どのお話もとてもワクワクして、戦いが面白くて楽しいです。
しかし実は、この各「~編」の多くのテーマには、社会問題を扱われています。
例えば、「人種問題」「領土問題」「兵器問題」などです。
魚人島編: 人種問題
空島編: 領土問題
ウォーターセブン編: 兵器問題
このような社会問題が「ワンピースの世界観」で巧妙に描かれていて、非常に奥深い展開となっているお話が多いです。
しかも、それでいて「子供が読んでも面白い」ということが本当にすごいと思います。
ワンピースは歴史の話
ワンピースを正確に一言で表すとすると、「歴史のお話」になると思います。
800年前に起こった「空白の100年」という「語られることのない歴史」が紐解かれていく。
そのカギとなるのが「ワンピース」というお宝。
そんなお話となっています。
この歴史のお話をストーリーの主軸に置き、ルフィたちが海や島を冒険しています。
ワンピースは歴史を重点的に扱っており、また長編漫画のため、「伏線」が非常に多いです。
長年ワンピースを何回も読み返していますが、「こんな伏線があったのか」というように驚くことが多々あります。
今までの各「点」が「線」になっていく感覚が味わうことができます。
そういう時はたいてい鳥肌が立ちます。
歴史というものの大切さや、歴史が持っている負の側面を巧みに描いているので、物語に深みがでています。
ちなみに、歴史について大きく取り上げているお話は、「空島編」「ウォーターセブン編」「魚人島編」だと思います。
このあたりのお話は、読み返すたびに新しい気づきがあり面白いです。
ワンピースのセリフは深い
ワンピースに出てくるセリフの中には、とても深いものがあります。
誰もが知る名シーンはもちろん感動します。
ただ、そういった名シーンのセリフは「それまでの経緯があってのセリフ」のため感動します。
そのシーンだけのそのセリフだけでは感動しません。
エースの「愛してくれて ありがとう」
ルフィの「当たり前だ」
ロビンの「生きたい」など、、、
また、名シーンと言われている場面でのセリフ以外にも、「ふとした名言」が多く存在しています。
見逃していた名言に気付く現象です。
「子供のころは気付かなかったけど、このセリフ深いなあ」
「このセリフって、こんな意味がこもってたんだ」
というように後々気付いて、関心してしまうことが多々あります。
そのうえに、このような深いセリフの「言い回し」にはとてもセンスがあります。
これは完全に尾田先生のセンスと言えるでしょう。
すらっと読めて、くどくなくて、印象に残る感じがすごいと思います。
ちなみに、ワンピースは各「~編」の最後に「尾田先生による語り」のようなものがあります。「その編のお話を締めくくる最後の文章」というようなイメージです。
筆者は、この「尾田先生による語り」にめちゃめちゃセンスを感じます。
ワンピースのお話は深いがために、少し複雑になることがあるのですが、その複雑なお話をとってもきれいにまとめています。
このように尾田先生のセンスによる「印象に残りやすい深いセリフ」が多いことも、ワンピースの魅力の一つだと思います。
まとめ
今回はワンピースが「深い」理由について考えてみました。
「社会問題を扱っている」
「歴史のお話が主軸」
「深いセリフが多い」
ということが筆者の出した結論となります。
大人になると「バトル漫画」を読むのが少しきつい人もいるかとは思います。
ただ、ワンピースは「バトル以外の魅力」だけでも読む価値がある漫画だと、筆者は思っています。
ちなみに、長編漫画ですが、たまに~話無料キャンペーンが行われています。
2020年12/28~2021年1/11まで700話が、「ゼブラック」、「ジャンプ+」にて無料公開されています。
ぜひ一読ください。
それでは。