6月15日(火)に第23回グループディスカッション練習会を開催いたしました。
参加していただいたみなさん、ありがとうございました。
言葉の使い方について
今回は、『言葉の使い方』について少しお話をしていきたいと思います。
といっても、『尊敬語』『丁寧語』『謙譲語』という使い方の話ではありません。
言葉の深さついての話です。
同じものを指す言葉
例えば、学生のみなさんの親世代の方が、
『えりまき』とか『えもんかけ』とか『台所』といった言葉を使うことを聞いたことはありませんか?
みなさんは、それぞれの言葉を、自分なら何というか置き換えることはできるでしょうか。
『えりまき』はマフラー
『えもんかけ』はハンガー
『台所』はキッチン
いかがですか?
世代によってちがう言葉
これらは『世代による言葉のちがい』の例で、他にもたくさんの言葉をみつけることができると思います。
さて、それがどうしたの?
と思われるかもしれませんが、社会に出るようになると、こういった世代による言葉のちがいで誤解を生じることもあるので、頭の片隅にでも『世代による言葉のちがい』があるということを覚えておいてほしいと思いお話しました。
同じようにいろいろな県の出身者の方と会う機会も増えるため、方言による誤解も生まれやすくなります。
わかりやすい言葉を使う
相手の言葉が理解できないときは、そのままにしておくのではなく、その場で確認することはとても大切なことですが、まずは、自分自身が誰にでもわかる言葉を使うということを心がけるようにするとよいですよね。
とくに『副詞』や『形容詞』を使うときは特に注意をしてくださいね。
それらには『世代によってちがう言葉』や『方言』によって、意味が変わってくるものもあります。
ちなみに気をつけたい『副詞』と『形容詞』は、以下のような言葉でしょうか。ほかにもたくさんありそうです。(「たくさん」もあいまいですね)
しばらく・ときどき・すぐに
おかしい・おもしろい・つまらない
ずいぶん・きわめて・かなり
えらい・すてきな・やさしい
ふるい・あたらしい・まあまあ
など多数
まとめ
同じものを表す場合でも、世代によって言葉がちがっていたり、地方によって言葉の使い方がちがっていたり、人によって捉え方が変わってしまうあいまいな言葉があったりと、本当に言葉は難しいですね。
けれど、それが時にはよい面となる場合があることを、皆さんはもう十分体験済みですよね。
言葉は使い方次第。
楽しみながら上手に使いこなしてくださいね。